■
今日、会えたら何が何でもあの人にあいさつしようと思った。
なのに、バイト先にいったら車がなかった。
シュンとなる。
あの人の車がなくてシュンとなったのは久々な気がするな。
そんなちょっと落ち込みながら仕事に入る前に連絡ノートを読んでいたら、彼から私宛ての伝言が書いてあった。
彼の決して綺麗とは言えない、小さくてまるっこい字。
それがなんだか愛しくて。
仕事の用件だったとしても、【○○さんへ。】と書いてあったことが嬉しくて嬉しくてしかたなかった。
何回いや、何十回も読み返しちゃった。
もうコピーしちゃおうかっていうぐらいの勢い。
だって、この用件を書いてるとき、彼はちょっと私のこと考えて書いたわけでしょ?
そう考えるとすごく嬉しくて。
彼の中で私が特別な存在じゃなくても、ちゃんと私の存在があるってわかるだけで嬉しいよ。
ああ、どんどん気持ちが膨れ上がっていってる。
今の自分は、恋をしてプラスになってる感じ。
これから辛いことや傷つくこともあると思うけど、でも諦めずにいよう。
好きならとことん最後まで思い続けよう。